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ひょんなことからお会いする機会をいただき、オーストラリアの語学学校でマーケティングを担当していたHiroさんとお話ししてきました。SCE(Sydney College of English)という学校で、何を隠そう僕がワーホリ時代に通っていたところです。ただ、時期がズレていたので今回が初対面でした。

カジュアルに話ができればと思っていたのですが、Hiroさんの語る日豪教育話がとても面白く、気付くとメモを取っていました。

本当はGW中に書き上げたのですが、こんな行楽ワッショイの時期に誰も読まんだろ…と思ってちょっと寝かせてみました。ボチボチいいよね。

 

<Hiroさんプロフィール>
日本で生まれ育ち、中学・高校とオーストラリアで短期留学、高校卒業後に再渡航。現地の大学ではホスピタリティとマーケティングを専攻。卒業後、オーストラリアで就職。

 

| 学力による縦割り式「でない」大学

ご存知の通り、日本は学力重視の入試システムです。偏差値がモノを言います。塾や進学校の教室に下記のような表が貼ってあります。

そうすると自然な流れとして、各々がなるべく上の方の大学を目指します。リアルには「偏差値×学部学科×場所や大学の雰囲気」のトータルで志望大学を決めるケースが多いのではないかと。

スクリーンショット 2016-05-03 10.22.55

偏差値ランク(出典:http://manabi.benesse.ne.jp/univ/search/nanido/)

 

一方、オーストラリアにはそもそも「偏差値」という考え方がありません。

ではどのように進路を決めるのか?大学選びの指標の一つとして、大学の世界ランキングが参考になります。メルボルン大学など、ランキングの上位に位置している8つの大学はグループ8と呼ばれ、人気が高いとのこと。

ausuniグループ8(出典:http://www.australianuniversities.com.au/rankings/)

なんだ結局日本と同じ、大学のランキング表じゃん、ってなりそうですが、それが単なる指標であるのか、偏差値によって「あなたのレベルはここらへん」と入れ込まれてしまう(という風潮が強い)のか、両者には大きな違いがあるように思います。

でも、偏差値を単なるモノサシとして扱うか、自分を縛るクサリみたいに思い込むかはこれまた自分次第。冷静になれば単なる数字ってことが分かるはずです。何かの参考にはなるけど、そもそもちょっと海を越えたら「偏差値ってナニ?」という世界なわけで。

ちなみに留学生の場合、グループ8の大学は学費が高いので、地方の大学を選ぶ学生も少なくないそうです。ただ、郊外や地方の大学であっても授業の質は大きくは変わらず、しっかりと学ぶことができるとHiroさんは言います。

Hiroさん個人にしても、「大学で学んだことが確実に身につき、役立っている実感がある」とのこと。話を聞いていると、どうもその秘密はカリキュラム(教育内容)にありそうです。

 

|カリキュラムの違い

ここからは少しインタビュー形式も交えてみます!

ー大学の授業や教育内容についても教えてください。「海外の大学は入ってからが大変」とよく聞きますが、実際の所どうでした?

大量の課題をこなさなければならないのですが、慣れない内は苦労しました。タイムマネジメントがきちんとできるまではハードです。

次に課題の内容で、暗記や詰め込み型ではなく、与えられたテーマで自分の意見を書くことを要求されます。大変ですが、確実に身についていることを実感していますし、力はつきますよ。

(1)授業の形式

与えられたテーマに沿ってリサーチを行った上で、リサーチしたことを含め、自分の言葉に直してエッセイを書きます。意見などはチュートリアルの時間にします。チュートリアルでは、講義の内容に沿ってディスカッションしたり、数学系だとそこで事前ホームワークを答え合わせしていきます。

(2)人数

チュートリアル:少人数(10〜20人)

レクチャー(講義):何百人、時には800-1000人単位の講義もあります。

(3)試験

Term test(学期末テスト):

学部にもよるがビジネスの場合にはだいたい1教科あたり、3-4時間です。笑

ペットボトルのラベルも外し、私の大学は水のみ持ち込み可能でした。

私の大学は人数も学部も多かったので、期末試験が18:30から始まり22:00頃に終わったことも記憶に残ってます笑

今では良い思い出ですが、当時は大変でしたねー笑

あと、単位を落としたらお金がかかるので緊張感がありますね。8教科24科目、一つ一つにお金を払っているイメージです。その全ての単位を取得したら卒業です。

 

|具体的なステップ

ー大学進学への具体的なステップを教えてください。(大まかに)

①現地の高校を卒業する場合

学校の成績が得点に加味されます。卒業年度にはHSCという統一試験もあり、それらの結果が希望の大学に認められれば入学可能です。

②日本の高校を卒業する場合

まずは英語力が必要ですので、IELTSを取得しなければなりません。あとは日本の高校の成績証明書が必要で、場合によってはTAFE(オーストラリアの職業専門校)で追加の単位を取得することを求められます。

 

 

|ひとこと

海外の学校ってなかなかイメージが湧かないんですけど、「こんな風にして実際に行ける」という貴重なお話でした。(あとはHiroさん自身が楽しく会話好きでありつつ、知的な雰囲気も持ち合わせた面白い方でした。また何か機会を設けられたらと思っています。)

不思議なもので、話を聞くと急に身近なものに感じます。もちろん資金面の問題や細々手続きはあるのですが、可能性を広げてみるという意味でHiroさんの話は多くの方にとって役立つ情報だと思います。

日本でも2020年に大学入試改革が行われます。「偏差値だけでなく総合的な評価を〜」という狙いがあるようです。ただ、そう言った改革を待つまでもなく、一足早く自分が移動してしまう!というのも一つの手。というか、既にやってる人はドンドンやってるんですね。

それが全然可能な時代なんだなって思うと面白いです。

syduniシドニー大学



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