medium_4199675334「気を付けて解いたのに」、「合ってると思ったのに」それでも多くの人が結局ミスをしてしまう2つの英文を今回は紹介します。実は、この「〜のに」という気持ちが大きな落とし穴です。例文はこちらです。ミスはどこにあるでしょうか。
 

Tokyo is bigger city than Nagoya.

 
 
 
  |日本語にはない「冠詞」
 ミスにすぐ気付けたでしょうか。正解はこちらです。
 
Tokyo is a bigger city than Nagoya.
 
名詞cityは数えられる名詞で単数なので、冠詞のaが必要です。数えられる名詞で単数の場合、a,an,theのいずれかを忘れずにつけるようにしましょう。
 冠詞は日本語にはない考え方なので、どうしても見落としやすいというのは確かですが、見落としやすい英文は実は限られています。試しに下の文を見てください。
 
This is pen.
 
中一ではじめに習う英文ですが、ほとんどの人が「不自然だな」と思うと同時に「This is a pen」という正しい答えが浮かんだはずです。少し極端な例を出しましたが、つまり、単純に名詞のみに目が行きやすい文は、ほとんど誰もまちがえないんです。
 
 
 
|冠詞と名詞が離れるとミスをする
 逆にまちがえやすいパターンその1は、最初の例のように「形容詞+名詞」となっている文です。なぜか我々は「a,an,theは名詞の直前につくもの」という意識が強いため、形容詞の前の冠詞を忘れがちです。また、「my,yourなど+名詞」という冠詞が必要ない表現とごちゃごちゃになってしまっているケースもあります。
 
「所有格+名詞」→ 冠詞は不要
例:my pen
「形容詞+名詞」→ 冠詞が必要
例:a small pen
 ということで、「形容詞+名詞」を見つけた際は、「①数えられる名詞か」、「②単数か」をよくチェックし、必要があれば忘れずに冠詞をつけましょう。冠詞と名詞が離れると特にミスをしやすいということをぜひ覚えておいてください。
 
 
 
|複数形を単数形に戻すときにミスをする
 もう一つのまちがえやすいパターンをさっと紹介します。こちらの問題を解いてみてください。
 
I have interesting books.(下線部を単数形にして、文全体を書きかえてください。)
 
 
答え:I have an interesting book.
 
今回はもうテーマが冠詞だとわかっているので、さすがにミスをした人は少ないかと思いますが、元々の文に冠詞が含まれないので、抜き打ちで出すとミスが非常に目立つ問題です。また、interestingのiが母音なので、aではなくanを使用することもポイントです。よくみる問題ですが、これは出題者が意図的にミスをさせようとしているのがよくわかりますね。

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ただ、何度も書いているように、ミスしやすい箇所さえしっかり把握しておけば恐るるに足りません。複数形を単数形に戻す問題は、冠詞が必要でないかよく確認しましょう。
 
 
 
|違和感を感じるか、感じないか
 冠詞にまつわるミスのポイントは以上です。問題を見た時点で「あ、この文は例の…」と思えるぐらいになれば、言うことありません。こういったミスを授業で先回りして教えてくれる先生に出会うと、自然とミスは減っていくはずです。僕の場合は授業であらかじめ問題を出して、頭を捻って、まちがえてもらった後で正解発表、というのをよくやっていました。意外と生徒も楽しんで解いてくれますし、ガツンと印象に残ります。
 
実際の英会話ではそこまで神経質にならなくてもいいとは思いますが、ネイティブが冠詞を付け忘れることは当然ありません。従ってこちらが付け忘れると、少なくとも我々が「This is pen.」を見て感じたぐらいには、彼らも違和感を感じるのでしょう。せめてそれだけは、きちんと頭の片隅に置いておきたいですね。そのちょっとした意識があるのとないのとでは大ちがいです。 


One thought on “気をつけても結局ミスしてしまう2つの英文

  1. 山崎政恵

    五十年の経過で、すっかり忘れています。ですが、チャレンジしたいです。

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