この夏すべき受験対策(大学受験編)

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今回の記事は英語講師のT先生に書いていただきました。編集は古橋です。それではどうぞ!

 


受験生にとって大事な夏休み。 この時期をいかに過ごすかはその後の勉強の成果にも大きな影響を与えます。今回、「夏休みにすべきことは基礎力の構築!」 というテーマで記事を執筆させていただきます。

 

 

夏休みは徹底的に基礎力を鍛え上げる

どの科目にも当てはまることだと思いますが、夏休みこそ、徹底的に基礎力を鍛え上げる時期です。ところで、英語における基礎力とは具体的にはどういったものを指すのでしょうか。

一にも基礎、二にも基礎、とはよく耳にするけど、じゃあいったいその「基礎」って何だろう? と思っている人は意外に多いのが現実です。もちろん、先生によって定義は異なるかもしれませんが、私が考える英語の基礎力は「語彙力」「文法力」です。

 

基礎力(1)語彙力


・5000〜6000語を目標に

語彙力の中には、純粋な単語力だけでなくフレーズ力も含まれます。「right away, in advance, take advantage of」といった、複数の語の集まりで意味を成す決まり文句ですね。

ではどれくらいの語彙力があればいいのでしょうか。これは受験する大学・学部の難易度にも左右されるので一般化はしにくいのですが、大学受験生の一つの目安として5000~6000語程度の語彙力が望まれます。

語彙力を簡単にチェックできる有名なサイト(http://testyourvocab.com/)がありますので、興味のある方は自分の語彙力をぜひ診断してみてください。

 

・まずは単語帳1冊を完璧に仕上げる

さて、高校生のみなさんが5000語以上の語彙力を身につけるにはどうしたらよいか、ということですが、まずは単語帳1冊を完璧に仕上げましょう。

DUO 3.0や、速読英単語必修編、ターゲット1400、あるいはCore1900あたりを候補に挙げておきます。1冊が仕上がったら、同レベルの別の単語帳に着手してもいいし、早慶などの難関大を目指す人ならさらにランクの高い単語帳(速単上級編、ターゲット1900、キクタン6000、英検準1級パス単、など)に手を伸ばすべきでしょう。

 

・五感をフル活用する。単語カードもオススメ

単語の覚え方ですが、みなさんはどうやって覚えていますか?私の経験上、ひたすら紙に書きまくって覚える人をよく見かけるのですが、個人的にはあまり賛成できない手法です。理由は簡単で手が疲れるからです(笑)それよりも、耳で音を聞きながら覚えるようにしましょう。そして自分の口でもちゃんとその単語の音を発するようにしましょう。

また、お勧めしているのが単語カードの活用です。各単語をカード化する作業は少し面倒ですが、一度作ってしまえば、単語のランダムチェックができるようになり便利です(単語帳だといつも同じ順番で目にすることになる)。

チェックする際には、「①長期記憶コース、②もうひと押し!、③まだぜんぜん駄目」の3種類の山にカードを分類していくようにしましょう。そうやって単語の定着度を測定する作業は楽しいですし、ある意味ゲーム感覚でボキャビルができます。

 

基礎力(2)文法力


・文構造を理解する力を身につける

文法力とは、たとえば各助動詞の用法や仮定法の動詞の形といった、いわゆる文法知識にも言及していますが、それと同時に「文構造理解力」にも重点が置かれています。英語ができるようになるためには、英文の仕組み・語順感覚が脳にしっかりと定着し、各文の構造がどうなっているのかが瞬間的に分からなければなりません

例を出しましょう。以下の英文を見てください。

What I mean to say is that the problem obviously lies with those who use guns, not with guns themselves.

私の言いたいことは、明らかに問題は銃を使う人々にあり、銃自体ではないということです。

この1文を目にして、「 [ What I mean to say ] is [ that SV with …, not with ~].  → [ わたしの言いたいこと ] = [ …ということ ]」という構造がパッと瞬間的に理解できなければならない、ということです。

単語を一定量知っていて、かつ文の構造理解力が十分にあれば、英語はそれなりに読めるようになります。

 

・問題を解くだけでなく、文法書も読み込むこと

文法力を固めるには、やはり文法書をしっかり読み込むことが必要です。ネクステージなどの文法問題集のみで文法の勉強をしようとする人もいますが、ちゃんと文法解説書(Forestなど)と併用して使うようにしましょう。

そうしないと、ただ単に問題を解くだけでパターン学習に陥りやすく、根本的に文法を理解することにつながらないことが多いからです。もし分厚い文法解説書に抵抗を感じるようであれば、アルク出版の「キク英文法」をやることを勧めます。重要な文法事項が上手に整理されて解説されています。

英語の4技能(読む、聞く、書く、話す)のどの領域においても、「単語力」と「文法力」という2本の柱は欠かせない存在となります。スピーキングを例に挙げると「話す」という行為は「書く」という行為を紙面上から口頭へと移し替えたものに他なりません。書けない英語は当然、口からは出てきません。そして、その「書く」という前提能力は、文法の力が十二分になければ備わらないものです。


 

T先生ありがとうございました!元々は1500字程度の予定でしたが、なんと(ありがたいことに)倍近くのボリュームで届きました。それだけ受験生のみなさんに伝えたいことがあったということでしょう。ぜひこの夏の学習に役立ててくださいね。

英検二次試験・面接のコツ

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こんにちは、古橋です。今日はタイトル通り、英検二次試験・面接のコツについて。

ちょうど2017年第一回英検の二次試験が行われる時期です。僕の生徒さんも何人か面接を控えていますが、「フリートークだと楽しく話せるのに、面接となると急に話せなくなる」子がチラホラいます。 表情が固くて不安そうで、思うように言葉が出てこない。

これはなぜなのか。どうすればスムーズに言葉が出てくるようになるのか。

 

|リラックスして臨むために

答えはシンプルで「リラックスすること」だと思います。あ、でも単純な精神論ではないので、もう少し読んでいってくださいね。笑

「緊張しすぎてるので、頭が固くなって言葉が出てこない→もっと肩の力を抜いてリラックスすべし!」

と、第三者の目から指摘することは簡単です。でも面接を受ける本人からすると、「そんなん分かってるけど、じゃあどうしたらいいんですか!」って話だと思います。

 

|スムーズに話せるとき、話せないとき

具体的な対策を書く前にひとつ、僕の話ですが、オーストラリア滞在時ある程度英語に慣れてきたときに「やけにスムーズに話せるとき」と「思うように言葉が出ないとき」の波があることに気がつきました。

単純に調子の良し悪しもあると思うのですが、よくよく振り返ってみると、言葉がうまく出てくるか否かはその時のシチュエーションに大きく左右されていました。例えば、気心の知れた仲間で楽しく話しているときはやたら饒舌になるのに、ネイティブの集団に放り込まれると途端に口数が少なくなっていたり。笑

ちなみに、相手が誰であろうと物怖じせず話せる人もいます。それは本当に素晴らしい能力だと思います。残念ながら僕にはその能力はなく(笑)「これではいかん」と対策を必死に考えました。

そこで前述した面接の話にも繋がってくるわけです。うまく話すには「リラックスする」(せめて、ほどよい緊張感に止める)こと。そのためにはどうしたら良いのか。具体的には以下の2つです。

 

|対策1  問題形式に慣れること

何事も「先の予測がつく」というのは安心につながります。英検の面接であれば出題形式は固定されていますので、とにかく傾向をつかむこと。繰り返しやること、です。

おすすめのテキストは「英検二次試験完全予想問題」(amazonリンク)シリーズです。これは鉄板です。本番同様の試験が7〜14日分収録されているので、終わる頃には余裕ができ本番への自信もついてくるはず。

実際の英会話だと「状況を想定してパターンプラクティス」がこれに当たります。郵便局、飛行機の搭乗手続き、レストランの注文…様々な状況を想定して練習してみるといいです。

 

|対策2 不安な表情をしないこと

どんな状況でも物怖じせず英語で話す人の共通点ですが、「表情が柔らかい」です。満面の笑顔だったり、普通に話していても口元が笑っていたり。「表情が柔らかい ⇄ リラックスする」は双方向だと思うんですよね。

いかにも不安な表情をしていては、出てくる言葉も出てきません。余裕がないときこそ、口元だけでも笑うよう心がけてみてください。試してみると分かりますが、表情だけで随分心持ちが変わります。やるのはタダですので、ぜひ。

これについては、実際の英会話でも全く同じことです。「会話を楽しむ」という原点に立ち返ることですね。

 

|さいごに

「この2つさえ意識すれば絶対に大丈夫!」と言うと嘘になります。どれだけ準備をして心構えを作っても失敗することはある。でも、それもまた経験です。本当の意味での本番(英語で会話する機会)は、これからまだまだあるわけで、その経験は必ず肥やしになります。

この記事が少しでも役に立ったら嬉しいです。ということで二次試験を控えたみなさん、頑張ってくださいね。本日はこんなところで。それでは!

英検指導の備忘録

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こんにちは、古橋です。GWも間もなく終わりですね。僕も祝日はお休みを頂きましたが、昨日と今日は定期テスト&英検対策で授業でした。

実は家庭教師を始めた当初はそうでもなかったのですが、今は多くの生徒さんに英検を受験してもらっています。本人やご家庭の希望で英検受験に至ることがほとんどですが、時には僕の方から提案することもあります。

英検はうまく利用すれば絶好の成長機会になります。今回はタイトルの通り自分用の備忘録も兼ねていますが、せっかくなら読みやすい形で共有できればと思い、以下に良い点と陥りやすい問題点(およびその対策)をまとめました。

 

 

|良い点

(1)成長のきっかけ

英語力を育てる良いきっかけになります。英検は基本「自分との戦い」です。年齢に関係なく、努力次第でドンドン上のレベルに挑戦することができます。

学習に不可欠な成長欲求が育ちます。これが一番だと僕は思っています。

 

(2)自信につながる

「俺/私は!英検○級を!持っている!」という風に自信につながります。ちょっと茶化して書いてしまいましたが、こういう面も否定されるべきではないし、本人が誇れる特技の一つになってくれたら教える側としても嬉しいです。

ただ、(2)が(1)より先にきてしまっていると少しもったいないな、と思います。自分も経験があるから分かりますが、客観(他者から見た自分)に主観(自己)が覆われてると不自由だし成長しにくいです。

 

 

|陥りやすい問題点と対策

(1)級を取るだけで満足しがち

本来は英語力を伸ばすために英検に取り組んでいるはずなのに、いつしか級を取ることが目的と化し、見合った実力がついてこないことがあります。

【対策】

これは目標点数を高めに設定することで防げます。2級までは6割程度が合格ラインですが、そこは無視して満点か9割狙いで挑みましょう。

ギリギリで受かってしまった場合は過去問を活用し、コンスタントに8割後半から9割取れるようになったあたりで次の級に進むといいです。

 

(2)挫折の心配

あまりにハイペースな英検受験は失敗のリスクを高めます。本人の意思がついてこない場合は挫折してしまうことも。

こうなってくると、英語力をつけるはずが「英語嫌い」を促進することとなり本末転倒です。

(※ もちろん級を上げていくことに反対しているわけではないです。ただ、もし見ていてペース的に無理があると思ったら僕は一旦ストップをかけます。)

【対策】

計画に問題はないかよく確認したいところです。レベル設定が高い、もしくは学習期間が極端に短くないでしょうか。

3級  → 中学卒業程度
準2級 → 高校中級程度
2級  → 高校卒業程度
(英検公式サイトより)

年齢は関係ないと書いたものの、上記のように級ごとに推奨される目安があります。例えば、本来なら中学で3年かけて習うことを小学生が1年で終えるには、それなりの負荷がかかります。

本人が望む限りはそのまま進んでいけばいいと思いますが、現在の実力と学習時間をあらかじめ考慮に入れた上で、受験の時期を計画しましょう。

 

 

|まとめ

英検は上記のように気をつけたい点はいくつかあるものの、実力と可能性を伸ばすのに非常にいい機会を与えてくれます。

「英語力を伸ばしたい」、「英語の文章を理解できるようになりたい」、「もっと英語で話せるようになりたい」。誰もが初めに持っていたであろう、その気持ちさえ忘れなければ。

 

倒置法もそれらしく決まりましたので今回はここまでとします。それでは!

テストの50%は実力。残り半分は◯◯!

testdaru

めずらしくクイズ形式のタイトルにしてみました。

これは常日頃生徒さんに話していることですが、思ったより意識されていない&成績アップを目指す上では欠かせないことなので、共有しておきたいと思います。

テストの50%は実力。残り半分は「  」!

さて、あなたなら「  」に何を入れますか。

オンライン映像授業が時代を変える?

eizo出典:勉強サプリ – Youtube(https://youtu.be/bw2fEyqCNOk)

 

オンライン(映像)授業。

「いつでもどこでも!」「自宅でプロの映像授業!」

そんな魅力的なコピーとともにCMでも多く見かけるようになり、ここ2、3年でドッと増えた印象があります。「勉強サプリ」のリクルートに加え、「Try it」でトライも参入。人気講師を取り揃えて、その力の入れようたるや凄いです。

「なんだ大手批判か!?」とヒヤヒヤするかもしれませんが(笑)、安易に批判記事を書くつもりはないです。というか、基本的にはとてもいいサービスだと思ってます。ただ、そもそも対面授業とは根本的に違うけど、そのあたり伝わってる?と。

友人の散髪とスペルミス

IMG_1733最近また写真撮れてないので昔のを。Harbour bridge@Sydney

Harbourってスペリングして気がつきました。

これ、アメリカ英語だとHarbor(=港)ですね。イギリス英語と綴りが違うことはたまにあって、例えばショッピングセンターとかのcenterは”centre”。パッと見てすぐに気付くし、違いを知ったところで「へー」で終わりなのですが。

じゅばんん を あこべべ にしても いみが つじうる ってのは ゆめうい でよすね 

(順番をあべこべにしても意味が通じるってのは有名ですよね。)

話が膨らみそうなのでこのまま書き続けますが、みなさん始めて英語を習ったとき、スペルミスしませんでした?

「自分もあの頃こうやっていれば」的な英語学習法。

写真約3年ぶりという嬉しい再会もあり@8/8

久々に英語学習法をマジメに書きます。今回は受験向け。

実際は、学習法というよりは心得みたいな感じです。大半は集団授業なのでこうカウントするのは反則かもしれませんが、今まで500人以上の受験生を見てきて、「こういう生徒さんはこうなってったなー」ってのを元に書こうと思います。感覚的なものであって、データやグラフはないですが。

もう残り半分くらいになりますが、今は夏休みで「夏は受験の天王山」。勝敗を決するとはよく言ったものです。12月以降の直前の時期もさることながら、やはりここで大きく成長できるか否かは重要。

なぜか?2学期は学校行事などで時間を持っていかれることもありますし、もちろん授業や定期テストもあるでしょう。つまり、集中して受験勉強をする時期としては、今しかないと言えます。

ということで、ターニングポイントを迎えるこの夏、先日教室に来てくれた受験生たちに話した内容を文字に落としてみます。(ブログのネタに困っているというのは内緒です。)キーワードはタイトル通り、「量・質・意志」です。最後だけ漢字一文字に収まりきらんかった。笑

嵐山と竹林。久々に英語のこと。

IMG_1409渡月橋@嵐山


相変わらず旅行記みたいになっていますが、京都の嵐山にはじめて行ってきました。市街観光は何度かしていたものの、今まで嵐山まで足を伸ばしたことはなく、友人にわがままを言って案内してもらいました。高校時代を思い出す、チャリンコで往復2時間の旅。

写真の渡月橋の景色も見事でしたが、聞くところによると嵐山には有名な竹林があるらしい。竹林!その響きは、先週たまたま芥川の「藪の中」を読み返していた僕の中二心をくすぐったのです。

「英会話をやってみよう」と本気で思ったら。

982ca531e46af225e78738b46c45ad81_s先日、無事に大学進学が決まった生徒さん(Mくん)から「英会話を始めようと思っているんですけど」と相談をいただきました。一年前に出会ったときには、「英語ができず苦痛で…」といった具合だっただけに、前向きな言葉をもらって非常に嬉しく思いました。

ぜひ、そのまま行動に移してほしいですね。

と、いきなり厳しいこと言うようですが、「◯◯やりたい」って言うのはタダ。誰でも言えます。でも実際にそれをすぐ行動に移す人は、100人いて10人くらいじゃないでしょうか。ましてきちんとやり切れる人(この場合は、英語をある程度使いこなせるようになる人)はもっと少なくて、その10人の中の1人くらいかと。

受験と成長。サッカーとともに。

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「もう勉強とか無理!帰ってもいいですか?」

3年ほど前のこと。時刻は午後10時過ぎ。他の生徒の送迎を終えて教室に戻ると、追試で残されたSくんが、どうにもやる気なさげに机に突っ伏していました。

彼のお母さん曰く、「いつもサッカーのことばっかりで、勉強はもう全然」。機嫌のいいときはニコニコと愛想もいいのですが、部活の後は疲れ果てていて、授業中もどこか覇気がない様子でした。