small__2945868437以下の記事を読みました。

どうせ日本はこれからどんどん悪くなる

日本の未来は暗い。

 

それはもうわかりきっている。
ではそんな暗い未来を前にして、僕らはこれからどうするのかというのが次の話だ。

 

いま流行りのソリューションは「グローバル人材になって外国に新天地を求める」というものだが、あんな選択肢は上位1%の大金持ちにしか選択できないものだということは知っておいた方がいい。外国に逃げるための資金も学習機会もコネも、僕ら貧乏人には一切回ってこないんだから仕様がない。

 

僕ら99%の日本人は、このお先真っ暗のクソみたいな国で死ぬまで生きていかなければならないわけだ。

この記事における筆者の小山さんの主張は、この部分がメインではないのでは承知の上で、ちょっと思ったことを書きます。

結論から言うと、グローバル人材になるのに必ずしもお金が必要とは限りません。日本の未来が危ういというのは同意ですが、海外という選択肢は今や誰にでも開かれていると僕は思います。

 
 

|A子ちゃんの話

「グローバル人材」の定義が分からないですけど、金もコネも学歴もなかった僕の友人は、ほとんど根性だけでオーストラリアに渡って、必死に英語を学んで、現地の有名企業でデザイナーになるという夢を掴みました。

仮にA子ちゃんとしますが、ワーキングホリデーで滞在していたオーストラリアで、バイト先だった日本食レストランで、僕は彼女と出会いました。

第一印象は「ギャル」です。金髪だったし。毎日のごとくサーフィンして日焼けしてて、もう尚更ギャル。あ、言うまでもないと思いますけど、全然悪い意味ではないです。

 
 

|渡豪の理由

旅先で出会って少し仲良くなると、「なんでオーストラリアに来たの?」って聞くのが定番の質問になっています。

海外に単身飛び込んでくるくらいなので、誰しもそれなりの理由を持っているはずなんですが、照れからかはぐらかされてしまったり、「自分探し」系のぼんやりとした答え(立派な理由ですけどね)が返ってくることも多い中、彼女の目標は誰よりも明確でした。

「絵を描いたり、デザインするのが好き。こっちのブランドで働いてみたいんだよね」

屈託なく、子どものように無邪気に将来の目標を語ってくれる彼女に、とても好感を抱いたのは僕だけではなかったはずです。手放しで応援したい、一瞬でそんな気持ちになりました。

 
 

|やりたかった仕事をゲット

small__4560663091彼女の目標が現実に近付いたことを知ったのは、僕が帰国した後のことでした。滝のような勢いで「いいね!」されているA子ちゃんのFacebook投稿が、僕の目に飛び込んできたんです。

履歴書3回、メール3回、時にはドアの隙間から履歴書を無理矢理入れ、この曲(08 Dream – Def Tech)を聴きながらお店に向かう事5回目。

「絶対諦めるもんか!」って言い聞かせながらも、もぉ最後は強く断られて、悔しさと自分の英語のふがいなさに凹んで諦めかけてましたが…

やっと、やーっと、オーストラリアに来て1年8ヶ月。
ようやく自分のやりたかった仕事ゲットしました!!UGGブーツ作る仕事です☆

思わず、パソコンの前で一人「すげえ」と呟いてしまいました。本当にやり遂げてしまった。ていうかこんだけ断られても諦めないって、並大抵のことじゃない。

しかし、彼女の快進撃はそこで終わりではありませんでした。

 
 

|3ヶ月後

以下は、仕事をゲットしてから3ヶ月語後の近況報告です。今読み返したら、偶然にも今回の話にピッタリのことが書いてあったので、もうそのまま載せてしまいます。

オーストラリアのUGG Factoryに入って三ヶ月。ついに、新しいデザインプロジェクトチームにデザイナーとして入れてもらえました!!(;;)

ワーホリ来て2年。「海外でデザインの仕事がしたい」って夢に
「世の中そんなに甘くないよ」
「英語も出来なくてそんなの出来っこないよ」
まぁ本当いろいろ言われてきたし、ぶっちゃけ思われてきたんだと思う。笑

覚悟してたよりずっと大変な道のりだったし
お金はない、仕事もない、勇気がない!!焦りだけが募る2年でした。
でもでも、この目標をこの数年間1度も忘れた事も、諦めた事もありません。

彼女のこの投稿は、周りの人への感謝で締めくくられていました。

A子ちゃんが自分の夢を実現できたのは、勇気を出して海外に飛び出したことが大きいと思います。彼女自身も書いていますが、「世の中そんな甘くないよ」という声は、日本にいると嫌が応でも耳に入ってきます。

しかし、海外、特にことオーストラリアという国においては、誰かの「本気のチャレンジ」を決して馬鹿にすることなく、むしろ黙々と自分の目標に向かって挑戦する姿に「Good Job!」と言う風潮が、確かにあるんです。その温かい「Welcome感」は、僕自身がオーストラリアにいて肌で感じたことでした。

結果、彼女は紛れもないグローバル人材になったわけですが、そこに必要だったのはお金でもコネでも学歴でもなく、「自分の夢をまっすぐ追いかける」という情熱と、「好きなことを諦めない」という信念です。

 

|日本の未来は明るくない、だけど

なんだか偉そうなことも書いてしまいましたが、伝えておきたいことはたった一つ、「海外にチャンスはあるのか?」という問いに対する「イエス」という答えです。A子ちゃん以外にも、海外でやりたいことをやって幸せに暮らしている日本人はたくさんいます。

日本の未来は明るくなかったとしても、子どもたちの未来を明るくする選択肢は、一つでも多い方がいい。そのことに議論の余地はないと思います。

グローバル人材になるのに、必ずしもお金が必要とは限りません。



2 thoughts on “グローバル人材になるのに、必ずしもお金が必要とは限らない

  1. とあるアプラッカー

    すばらしい記事です。又聞きですが僕も感動しました。これからもこの手の記事を楽しみにしています。

    1. 古橋祐也

      とあるアプラッカーさん
      コメントありがとうございます!共有できるものはこれからもガンガンしていきたいと思います!勇気もらえますよね。

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