small__2927501781前回も扱った、英語のコモンエラー(=よくあるミス)シリーズです。前回は、ミスをなくすためにはミスしやすい箇所を知っておくことが大切、という話でした。今回取り上げる「多くの(たくさんの)」ですが、この日本語を聞いて思いつく英単語は、ひとつだけではないと思います。実用英会話でもたくさんの「多く」が存在しますが、中高英文法で主に使うのはmany,much,a lot ofの3つです。
 
ではいきます。次の文にはミスがひそんでいますが、どこにミスがあるかわかりますか?
 
There was a lots of students in the room.
  

 

|many,much,a lot ofの使い分け 
答えの前に、3つの「多くの」の使い分けについて簡単に復習しておきましょう。
 
manyは後ろに数えられる名詞がくるときに用います。
例:many books
 
muchは後ろに数えられない名詞がくるときに用います。
例:much money
 
a lot ofはどちらのケースでも用います。
例:a lot of books,a lot of money

※ちなみに始めの文に出てきたlots ofはa lot ofと同様で、意味上のちがいはありません。
 

ポイントは数えられる名詞と数えられない名詞のちがいですが、僕がよく生徒に教えている見分け方は、シンプルにその名詞が「複数形になるか、ならないか」です。平たくいえば、sがつけば数えられるのでmany、そうでなければmuchを使えばいいだけです(もちろん例外もあります)。ご存知の通り、a lot ofに至っては考える必要がないので楽ですよね。

 

|名詞から逆算して考える
お待たせしました。正しい文はこちらです。
 
There was → were a lots of students in the room.
※wasをwereに、lots ofの前のaは不要
 
「その部屋には多くの生徒がいた。」
 
まずはstudentsが数えられる名詞ということに注目します。使えるのはmanyかa lot of(lots of)のどちらかなので、この場合aは不要です。さらにThere is構文のbe動詞は主語(名詞)に合わせるので、複数形に合わせたwereが適切です。

small_1669242540このように名詞から逆算して使うべき単語を考えていくと、ミスをへらすことができます。there isの文はこういったケースで引っかけとしてよく出題されるし、日常会話でもバンバン使う表現なので、ミスなく押さえておきたいですね。

 

|+α、日常会話での「多くの」
ちなみに日常会話でよく使う「多くの」として、オーストラリアだと「heaps of」、カナダ出身の友人は「tons of」なんていう表現をよく使っていました。イギリス英語とアメリカ英語のちがいも面白いですね。 
 

◆家庭教師指導について(9/23)

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2 thoughts on “英語の「多くの」にひそむ多くのミス

  1. ひろき

    こんにちは!
    テストでも実際の英会話でも役立ちそうだなーと、勉強になりました!
    また新しい記事楽しみにしてます!!(=゚ω゚)

    1. Yuya Post author

      ひろきさん
      コメントありがとうございます!
      両方で役立つように工夫して書いているつもりなので、そう思って頂けるとうれしいです。
      また遊びにきてくださいね^_^

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