medium_409405305誰もが知っている「Please」と「Thank you」についての話ですが、英語圏(特にイギリス系)では、この二つは「Magic words」=「魔法の言葉」と呼ばれ、人にお願いするときは「Please」、何かしてもらったら「Thank you」と言うように子どもたちは教えられるそうです。

僕が滞在していたオーストラリアでもその文化はしっかり根付いていました。しかし、なぜこの二つは魔法の言葉と言われるんでしょうか。

 
 

|Pleaseをつければお願いがかなう

僕が現地生活を始めた当初、オーストラリア人の二回りほど年上の女性とシェアハウスに住んでいたのですが、お願いごとをするのについうっかり「Please」を言い忘れてしまったことがありました。
 
それを隣で聞いていたもう一人のシェアメイトの女性が、すかさず「お願いごとをするときは必ずPleaseをつけなきゃダメよ。」と言いました。続けて「そうすれば大抵オッケーしてもらえるわ。」と。そう、だからPleaseは魔法の言葉なんですね。
 
ちなみに、教科書の例文ではお店で何か注文する時は「Can I have ◯◯,please?」で習ったと思いますが、現地の人はほとんど全員「Can I please have ◯◯?」と言っていました。単に言いやすいからかもしれませんが、この語順にすると文末に言うより断然忘れにくいですよね。
 
 
 

|感謝を忘れないためのThank you

日本でも「ありがとう」、感謝の言葉は大切にしなさいとよく言われることですが、あちらでも同様にThank youという言葉はとても大切にされています。個人的に最も印象に残っていて、すばらしい文化だなと実感したのは、バスの車内でのことです。small__6081412818
それは何かというと、現地の人々は降りるときにほとんど全員が運転手に向かって「Thank you」と言って降りて行くんです。もちろん日本でも見かける光景ですが、老若男女誰もが当たり前のように言っていることと、運転手から遠い後ろのドアから降りるときも、わざわざ前方の運転手の方に向かって「Thank you,driver!」と言っている人がとても多いことには、驚きを通り越して感動しました。
 
日常に当たり前のようにあふれていて、みんながいい気分になれる。そんな意味でThank youは魔法の言葉と呼ばれているのかもしれません。
 
 
 

|人から人へと伝わっていく気持ち

オーストラリア人が特別そうなのかもしれませんが、彼らはとてもあたたかく、誰かが困っていると放っておけない人ばかりです。街中で地図を広げていただけで、何人に「大丈夫?」と話しかけられたか分かりません。
 
そんな風に親切にしてもらうと、やはり自分も誰かにやさしく接してあげたいなという気持ちになります。PleaseにせよThank youにせよ、それを口に出して伝えることによって、リレーのバトンのように人から人へ気持ちが伝わってきます。思いやり気質の彼らがこれらを魔法の言葉と言って大切にしている理由はよく分かるし、また自分も周りに大切さを伝えていきたいものです。 


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