【オーストラリア体験DIY】M.Tくん・帰国後インタビュー

写真 のコピー

 

“自分を変えることができました。”

 


 

三重県出身のM.Tくん。高校に入ってから学校に行けない日々が続いていましたが、「自分を変えたい」と、オーストラリア行きを決意しました。7月29日からの約10日間、「オーストラリア体験DIY」と称して、「現地の日本人カウンセラーとともに、冒険や体験内容を自分で決めて創っていく旅」に出かけました。今回、名古屋まで報告に来てくれた折、帰国後インタビューに答えてもらいました。

 


 

自分を変えたい、と思った

 

Q 今回の旅のきっかけは?

“自分探し”ですね。特に自分は人との接し方で悩みを抱えていて、もっと周りの人と自然に関われるようになれば、と思っていました。後は元々英語や海外に興味があって、地元の夏休みホームステイプログラムを見つけたのがきっかけです。

—でも、申し込み期限が過ぎちゃってたんだよね。

そうです。それで、母が昔通っていた塾の尾崎先生にそのことを話したら、古橋さんを紹介してくださって。連絡してすぐに古橋さんの所にお邪魔して、そこからはトントン拍子で話が進んでいきました。

—早かったね〜。初めて会ってから1ヶ月半くらいで、もうオーストラリアに飛び立ってた。最初来てくれたときは、お互いの身の上話をして資料を渡して。そこからちょくちょく電話するようになったんだった。

本当に早かったですね。出国前に古橋さんと尾崎先生のお家に一泊したりもしましたね。(ブログ記事:三重トリップと旅の始まり

 

 

 

頭が真っ白になった

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Q いよいよ出発!出国手続きはスムーズにできた?

初の海外で緊張でした。しかも、ジェットスターだったんですが、予定していたフライトが急遽キャンセルになってしまって。

—その時はどうだった?

頭が真っ白になりました(笑)フライトは翌日に変更で、空港近くに泊まることになり、経由が「関空⇒ケアンズ」から「関空⇒成田⇒メルボルン」に変更になりました。

—でも、そのおかげでTさん(注:半年前に渡豪していた高校生。ちょうど一時帰国を終え、オーストラリアに戻るところだった。)と会えたんだよね。どうだった?

Tさんの印象は、何というか「スポーツできそうだな」って。元気な方で。経由地のメルボルンで色々お話しました。渡豪のきっかけや、趣味のゲームの話もして。先日もメールを頂きました。偶然だったけど、お話できてよかったです。

—入国検査はどうだった?

そこでもトラブルがあったんですよ。間違えて税関の申告の列に入ってしまって。「何を持ってきたんだ?」と聞かれて、思わず「ビスケットを持ってきました。」と。

—(笑)

「ビスケットですか?それは、えーと、大丈夫です。」と言われて事なきを得ました。卵の持ち込みがどうの、って書いてあったので、思わずビスケットを出してしまいました。係員は「え?」ってなってましたね(笑)ちょっと時間食いましたが、なんとかなりました。

—その後、案内人の水貝(すがい)さん・APLaCの田村さんと合流した、と。

シドニー空港で、水貝さんがプラカードを持って待っていてくれました。田村さんの車に乗って、そのまま語学学校の体験入学に向かいました。(※ 二人の印象等については後述。)

 

 

初めてのAll English授業

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Q 語学学校の体験入学はどうだった?

正直つらかったです。6人組みのテーブルで分かれてたんですが、隣のテーブルの韓国人の男の子たちがめちゃくちゃ元気でした。隣の席は日本人の子でしたね。真ん中のクラスに入ったんですが、結構みんなペラペラと話すので、部分的に聞き取れても、会話がなかなかできなくて。

—俺もそうだったなぁ。最初はビックリするよね。

昼で授業が終わって、そこから水貝さん・田村さんといっしょにAPLaC邸に向かいました。あと、その日に近くのウールワース(現地スーパー)に行きたいと僕が言って、ブラリと見てきました。カンガルーの肉が普通に売っていたりして、驚きましたね。

—その後の相談の結果、今回は「旅プランで」ということになった。(注:体験入学後に「学校プラン」・「旅プラン」のどちらかに決める手筈だった。)学校に行く/行かないというのはただの結果であって、問題の本質ではない。ムリに行っても本体部分が直らなければ意味がないから、今回は旅をしながら本来の自分を取り戻そう、と。

はい。水貝さんと「色んなものを見よう」って。やってみたいことや行ってみたい場所は色々あったので。ブルーマウンテンや、カンガルー・コアラ、ボンダイビーチ…。

—水貝さんが旅のパートナーだったね。印象はどう?

いい人だなって。それに旅慣れていて、頼もしかったです。僕が現地の人と英語で話すときに後ろで見守ってくれて、ヤバそうになったら助けにきてくれました。旅の途中で、ご自身の経験から色んな話をしてくれました。

—なるほどね〜。想像がつく。言葉だけじゃなくて、ただ自然と寄り添ってくれるよね。

そんな感じです。本当にいい人です。

 

 

旅の出会い

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Q 現地で出会った人たちと色々話したと思うんだけど、どう感じた?

オーストラリアの人たちは、みんな自然体でした。あったかい雰囲気が良かったです。そういう人たちに囲まれて、視点を相手に置くのでなく、自分の価値観を築いていけばこれからも大丈夫だって思えました。他人との会話量は日本にいる頃よりずっと増えましたね。

—田村さんとも色々話したと思うんだけど、印象に残った話は?

話してスッと気持ちが楽になりました。まず言われたのは「周りのことは気にしない」ということ。普段は自然体なんだけど、同級生との会話や学校では「不安な自分」が出てきてしまう。そのせいでおかしくなってしまうので、不安な自分を押し込むよりも、自然体の自分を伸ばせばいい。そのためにオーストラリアで色々な体験をしよう、と。あとは上の学校に行けば行くほど「おもしろい人」が増えるから、「とりあえず東大目指せ」って(笑)

—「自分はこのくらい」という妙な自己規定をするな、ってことですよね。

田村さんの影響でギターも始めようって思ってます。ちょっと楽器やれば、音楽聴くときも聴き方変わってくるぞって。興味持ちましたね。

—いいね。心が軽くなって色んなものに興味が出てきた感じ。でもそれが本来だよ。

そう思います。

—Taka(注:英会話の先生)とも話したんだよね。

レストランで話してから、ボンダイビーチにいっしょに行きました。めっちゃ綺麗で感動しましたが、ちょっとまだ緊張があって、無表情に思われてしまったみたいです(汗)。オーストラリアに行って英語を話せるようになりたいと強く思ったので、今後もTakaさんのレッスンは続けていきたいです。

—道のりは長いぞ〜(笑)もちろん僕も応援します!

 

 

旅の思い出・一挙出し

1438589380-1North Headにて

1439012344-2カンガルーと

1438589380-3Takaと

1439012344-3ボンダイビーチ

1438589380-2田村さんと料理

1439012620-2スリーシスターズ@ブルーマウンテン

 

以下、現地カウンセラーのお二人のコメントを少しだけ抜粋。こんなやり取りをほぼ毎日していました。

<4日目の水貝さんの報告より>

午後2時半頃North Headへ向け歩を進める。
North Headまでの急峻な坂を2人でヒーコラ言いながら登る。
坂途中にあったハリーポッターに出てくるような建物の写真を撮ったりしながら坂を登り切る。

道はある程度平坦になるもまだ開けた景色は見えてこず。
約15分程歩いたところでバス停を見つける。M君から「バスに乗らないですか」とかなり歩き疲れた様子。
タイムテーブルを確認すると次のバス到着時間まで40分程ある事が判明。この時点で午後3時15分頃。
仮にバスに乗ってもNorth Headからの最終バスが3時55分の為景色を拝む事なく帰らなければいけなくなる可能性があると伝え、
そのまま歩き続ける事を提案しM君も了承。

その後も「疲れましたね」「まだですか」と疲労困憊の様子だったので
「苦労して辿り着いた絶景がいいんだよ」と説得し背中を押す。
そして3時40分頃にようやくSouth Headとシティのビル群が見渡せる開けた場所に到着。

「これすごいですね」とM君。後で聞いたら人生史上一番の絶景だったらしくご満悦。
滞在時間15分程でバスに乗りManlyのフェリー乗り場へ。
帰りのフェリーの中でM君爆睡。

Circular Quayへ到着後せっかくだからとオペラハウスを間近で見学。
ちょうど日没後すぐだったのでライトアップされたオペラハウスやハーバーブリッジの写真を撮る。
「今日はもう十分です」との事でその後aplacへ帰宅。
夕食の麻婆豆腐の作り方を田村さんから教わる。M君はご飯をおかわりしマフィンもたいらげる。
今日は早く帰ってこれたので今までに使ったお金を計算させ、帰りの飛行機の事やプランを少し話し合い就寝。

—まさに二人三脚。思わず弱音を吐いてしまう場面もありましたが、その先にこそイイ景色がある、というのを体感した一日でしたね。

 

<帰国直前の田村さんからのコメント>

帰国するのも里心とかそんな後ろ向きなのじゃなくて、日本でやりたいことがあるから早く帰って着手したいみたいな感じです。

いろんな話をしたけど、「もう高校行くとか行かないとか、そんなんどうでもいいって感じでしょ?」「はは、そうですね~」って笑ってました。

大学の話とか、受験のやりかたとか、とりあえず東大目指せとか、志望校を下げるなんて最後の5秒で出来るんだからとか~。

学校の外、世間では楽しいことがたくさんあって、そっちこそが本番。そこで存分に遊ぶためのチケット購入とか基礎体力とかいうために学校があるだけでって図式は、多分皮膚感覚でわかったと思いますよ。

尾崎さんには、「日本でこんなんやったらどう?」とか色々言ったので、また水先案内したってください。

英才教育じゃないけど、高校も大学もすっ飛ばして社会そのものをちらと教えたんで、社会との接点や参加について相談にのったってください。

とにかく自分で働いて金稼ぐといいとか、安いエレキ買えとか、お母さんの料理の手伝いをして料理を覚えろとか、めちゃくちゃ本読めとか、なんか面白そうな集まりはたくさんあるから深いこと考えずにとにかく行け~とか、尾崎さんからは広告業界の話を聞けとか、全部栄養になるし、全部面白いから。

面白いことさせとったらM君大丈夫っすよ。

—日本に住む尾崎さんや僕らへとバトンタッチするように。温かい言葉でした。

 

 

Q オーストラリアで得たものと、今後について聞かせてください。

特にブルーマウンテンがすごく良かったです。

—ツアーでは行けないような穴場に行くつもりだった、と。通行止めがあって予定変更になったけど、また別の風景は見れたんだよね。どうだった?

言葉では表現しにくいのですが、壮大でしたね。都市では見られない風景で、辺り一面が大自然で。

—自分がちっぽけに思えるというか。ブルーマウンテンは僕も行ったけど、圧巻だよね。

行けて本当によかったです。日本に戻った今も、電車旅行とか行きたいな、って考えてます。もっと多くの風景が見たいです。

1438898547-2—英語はどう?

決まりきったシチュエーションは大丈夫だったのですが、質問した後にものすごいスピードで話されたりするとやっぱり分からなかったです。これからの課題です。

—今後についても教えてください。とても前向きなのはよく分かるんだけど。やりたいことがいっぱいって感じかな?

そうですね。まず学校に行って、大学にも行って世界のことや経済について学びたいです。さっきも言った通り、電車旅行に、ギターに、英語に、と色々やるつもりで動いてます。学校だけが全てじゃないってこともよく分かったので、今までとは違う感覚でやれると思います。

—人生楽しむぞ〜、って感じだね。特に最後のはデカい。そうなりたくて行ったわけだし。

とりあえず学校に行きますよ!例えしんどかったとしても、将来へのステップの一つです。仕事みたいな(笑)その先にやりたいこともあるので。

 

写真とともにリアルタイムで旅の報告をもらっていましたが、Mくんの表情の変化がとても印象的でした。段々と素に戻っていって、最後の方の写真には力強さすら感じます。妹さんやお母さんも「こんな表情が見れるなんて」と驚いていたようです。

ご家族のご理解とサポートが大変ありがたかったです。家族と離れての初海外。とても心配だったとは思いますが、滞在中も信じて(あえて連絡をほとんど断って)待っていてくださいました。今回出会った人々も含め、Mくん、本当にいい人たちに恵まれたと思います。

ここで僕がアレコレ言うのも野暮ですが、一言だけ。本人にとって稀有な体験をしたんだけど、これで終わりではない、というのが人生の面白いところ。これから楽しいことに大変なこと、幾つもあるでしょう。が、今回の体験が結晶のように心に刻まれていれば、きっと何があってもやっていける。旅のエピソードを語ってくれるMくんの晴れやかな笑顔を見て、そう思いました。(古橋)

 


今回のオーストラリア体験DIYにご協力いただいたみなさん。

田村さん(APLaC

水貝さん(ブログ

尾崎さん(尾崎塾

ありがとうございました!


 

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