ワーホリ・留学Q&A

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ワーホリや留学に関して、よくいただく質問をQ&Aにまとめました。

一般論ではなく、やや個人的な「これは役立った」、「今思えば、あれはやっておけば良かった」という部分を膨らましてシェアしたいと思います。参考までに古橋(書いている人)のプロフィールオーストラリア体験談も貼っておきます。

 

英語について

直前に英会話スクールなどに通ったからといって、「さあこれで英語は大丈夫だ!」とはそうならないでしょう。現地ネイティブの会話のスピードは想像以上だと思っておいてください。付け焼き刃の英語学習で本当に通用するのならば、そもそも語学留学など必要ないわけです。

ただ、だからと言って開き直って全く準備をしないというのも問題です。やはりできる限りの準備をして臨むべきでしょう。本人のレベルにもよりますが、最低限やっておきたいのは「中学英語の完成」です。単なる復習ではなく、完成(=マスター)。これができている人は意外と少ないです。

まずはよくある「中学英語7日間完成」のような比較的薄い問題集や参考書から始めてみるといいです。例文の日本語訳だけ見て、スラスラと英語にできますか?できなければ、むしろ成長するチャンス。くりかえし練習してみてください。それだけで全然違います。

失敗例としてよくあるのは、高校向けの分厚い参考書を買って1ページから順に丁寧に読んでいって、途中で挫折するというパターンです。歴史の学習に例えると、縄文や弥生時代の知識だけものすごく増えていって、しかも結局そこはテストにはあまり出題されないという(笑)

英語から離れていた期間が長いのであれば、中学英語を完成させておくくらいでまずは大丈夫です。(文法までキッチリ見ていくと、それも実際簡単ではないですが。)薄い参考書や網羅的な「まとめの問題」から始めて、自分が忘れている部分を見つけ出し、その部分を重点的に補強するという方法がいいです。中学校の教科書(New Holizonなど)の例文を片っ端から丸暗記していく、というのもオススメですよ!

そのレベルであれば、もはや「これをやらなければいけない」というマストはないでしょう。が、まだまだやることはたくさんあります。語彙力の増強。リーディングやリスニングの強化、もちろんライティングも…。

逆に言えば「何をやってもいい」わけで、気に入る単語帳を見つけてイチから覚えたり、TIMEなどの英字新聞に挑戦してみたり。ううむ、もし実際にお話できたら「こんなんもありますよ、あんなんもありますよ」って紹介してさしあげたいです(笑)

何をやっても「英語に触れている」という事実に変わりはないので、蜜を求めて花から花へ飛び移っていく蝶々みたく、面白そうと思ったものをガンガン試すべきです。期限のついた受験勉強ではないのだから、飽き性でもいいと僕は思います。

そうは言ってもやはり不安なので、「何かフローチャートのようなものがほしい」というのであれば、有名どころですが「英語上達完全マップ」のような教材か、TOEIC・英検などの資格試験で自分の現在地を測定してみるのも一つです。

TOEICも英検も国内ではメジャーな資格試験なので、どちらを取っても役立ちます。僕はTOEICメインで、英検は数年受けていません。両方やるのは趣味の部類ではないでしょうか。換算表(あくまで目安ですが)もありますし、自分のフィーリングに従って問題ありません。

いや、本当ですよ。他の資格試験の英語科目免除でも、TOEICと英検両方の基準を設けていることがほとんどです。例えば通訳ガイドの試験であれば、TOEIC840点以上もしくは英検一級以上で英語科目免除、といった具合ですね。

ただ、どちらかに決めたあとには(ある程度のハイスコアを狙うのであれば)個々に向けた対策が必要です。英検とTOEICでは問題傾向はもちろん、出題される語彙も異なります。英検1級レベルの語彙は、ネイティブでも知らないものがあるというのは有名な話ですね。

そして、始めに「国内では」と書いた通り、どちらも海外では非常にマイナーな資格です。移住や海外の大学への進学を目指すのならば、英検もTOEICも使えませんので、まっすぐにIELTSの取得を目指してください。まとめると、「今後も国内で生活していくのならばTOEICもしくは英検、将来海外に渡ることを検討しているのならばIELTS」です。

最後に少し持論を挟みますと、資格の取得を最終目標にしない方がいいのでは、と思います。

資格向けの問題集や対策もそれはそれでもちろん大切なのですが、スコアだけを目標に学習を続けると(移住時の年齢など、刻限が差し迫っている場合は悠長なことも言っていられませんが)無味乾燥で苦痛が伴います。その結果、窒息して頓挫という事態も起こりえます。

英字新聞、外国人とのコミュニケーション、現地のドラマやラジオなど、身の回りに“教材”はたくさんあります。それらをうまく取り入れ、息継ぎをしっかりしながら英語の海で泳いでいくことが望ましいですよね。

(※追記:オーストラリア永住権の英語審査にはケンブリッジ検定も入ってきています。現地の語学学校に専用のコースが設けられるほど人気で、実用性も高いです。IELTSに興味のある方は、こちらも一度検討されると良いでしょう。)

 

ワーホリについて

状況によっては「逃避」だのと揶揄される向きもあるかもしれませんが、冷静に考えてこんな便利なビザってないです。学校に最長4ヶ月通うことができる。現地で働くこともできる。やることに関しては制限がほとんどない(自分の能力による問題にはぶち当たるでしょうが、”ビザによる制限”なんて実質ゼロでは?)し、逆に何もやらなくてもいい。

もし迷っているのなら僕は「行くべきだ」と答えます。楽しいっすよ(笑)学生ビザとの比較なんかは一旦置いておきますが、「ワーホリ」って言葉が今頭に浮かんでいるんだったら(そして年齢的にオーケイならば)、とりあえず行ってみればいいですよ。

だって何度も言いますけど、こんなチャンスそうそうないです。最初の渡航費用さえ準備すれば、お金は向こうで稼げばいいですし。英語力を磨きながら、現地で「生活」できる。度胸だってつくだろうし、自分の動き方次第で成長は無限大。

逆にデメリット。失うものって何かありますかね。たまに聞くのは「履歴書の空白期間が〜」という話でしょうか。帰ってからの再就職についてですね。これを言ったら元も子もないかもしれませんが、自分次第だと思います。

結果的に渡豪前よりキャリアアップした人を何人も知っていますが、始めからそれ目当てという人は少ないですね。むしろ、「海外で修行して実力も度胸もついたから、落ち着くべきところに落ち着いた」という感じです。

必ずしも明確な目標が必要でもないと思っています。そうするとモラトリアム期間の延長と捉えられなくもないし、周囲にはそう映ることもあるでしょう。でも、そんなん関係ないですよ。

だって、本当はそういうレッテルやらステータス至上主義みたいなのが「なんだかな〜」と思ってるんじゃないですか?少しでもそう思うのであれば、今が動き出すタイミングだと思います。

「周囲を見返したる」とか、「人生変えてやる」とか、その気概大いに結構。思い返してみれば、僕も少なからずそういう気持ちはあったかなって。

でも、いざ行ってみると現地の風にほぐされて肩の力がスーッと抜けたりするもんです。異国の人たちと語らいながら、自分は一体何をそんな躍起になっていたんだ、って感じたりして。それでいいじゃん、って僕は思います。

ワーホリはとても自由度が高いです。期限についても、オーストラリアではセカンドビザを取得すれば2年まで延長できますし、1年を待たずに帰国することも可能です。

つまり、全てup to you(あなた次第)です。

ただ、「さあ今からオーストラリアで自由に過ごしなさい」と急に言われても、住む場所がない、学校も仕事もない、英語もあんまり、では難しいですよね。

十分に知力と体力があって、どこにも頼らずに自力でサバイバルしてきたぜ、という方もいます。一方で、勇んで飛び込んだはいいものの、結局何もかも中途半端、現地に親しみきれぬまま終わってしまった、という方もいるでしょう。

思うに「王道」は知っておくべきだと思います。その上で自分流に足したり引いたりすることもできますからね。ということで、以下がオーソドックスな一つの例です。

(1)初期…語学学校に通学(最長4カ月)
(2)中期…ファームにて農作業に従事(セカンドビザ取得)
(3)後期…オーストラリア各地を旅して回る(ラウンド)

つまり、始めに英語力を高め→現地生活に慣れてきた頃に期限を延長するためのビザを取得し→あとは思いきり自由に旅をする、という流れです。

まあ、王道とか勝手に書きつつも、きっちりこのパターンで行く人もせいぜい10人中2〜3人いるかいないかではないでしょうか。僕自身、(2)も(3)もかっとばして好きなことやってましたからね。

それでも「英語力をつけ、現地に馴染み、やりたいことをやり〜」という一つの理想的なパターンだと僕は思います。参考にする価値はありすぎるくらいにあるのではないかと。

絵空図だけでも思い描けたら一歩前進です。(人にもよりますが)あとは行くのみ、GO!です。なぜって例えば1年間の計画を立てても、いざ現地で数ヶ月住んでみたら目的もプランも変わってきた、ってことはよくありますので。

というか、フツウに真剣にやってればそうなると思います。前提が現地の実情をほぼ知らない(未体験ですから当然)状態で立てた計画ですからね。全てのことがその通りに進みますかね?

僕はもっと「まさか」があるのが自然だと思います。変化していく状況の中で、自分も機転を利かせて動く方が面白いし、もっと言えば成長につながるのではないでしょうか。

長期的な見通しよりも、むしろ大切なのは出国までの手続きと、現地に着いてから最初の数か月でしょう。そこでペースが掴めて、生活が回り出して、現地のネットワークが温まってこれば、あとは自分で走っていけます。

Q2で、

>長期的な見通しよりも、むしろ大切なのは出国までの手続きと、現地に着いてから最初の数か月でしょう。そこでペースが掴めて、生活が回り出して、現地のネットワークが温まってこれば、あとは自分で走っていけます。

と書きました。

まさに始めが肝心で、

(1)生活
(2)仕事
(3)住む場所

などを整えていかねばなりません。基礎・職・住の3つですね。ちょっと想像すれば分かると思いますが、住む場所が快適でない、ご飯が美味しくない、寂しくても電話をかけれない…そうなったらストレスで英語の勉強どころではありません。

これらのことは日本では当たり前になっていたかもしれません(ありがたいですよね)。しかし、それだけに失われたときのダメージは存外に大きいです。

逆に言えば、初期の段階でこのあたりさえガッツリ押さえてしまえば、精神的に安定しますので、自分のやりたいことに集中していけるわけです。

ではどうすればこの3つを押さえられるかですが、まず大きく方向性は二つでしょう。すなわち、

(A)人にやってもらう
(B)自分でやる

のどちらかです。まず(A)ですが、いわゆる代行業者などにお金を払ってやってもらうということです。ホームステイ先などの住居も斡旋してくれるので一時は楽かもしれませんが、その分費用がかかります。

オススメは(B)です。先ほど「Aは費用がかかる」と書きましたが、実のところ金銭面以上に「経験」的な損失の方がはるかに大きいと僕は思います。

だって、海外で初めて一人で暮らす。そりゃあ初めは右も左も分かりませんが、裏を返せばそれだけ伸びしろがあるわけです。ピンチはチャンス。でも、ここを全て人にやってもらったらレベルアップの機会をみすみす逃すようなものです。

「だって最初だけだし」と思うかもしれませんが、だからこそです。スタートの緊張感がある時期だからこそ、自分でこなせれば達成感もひとしおです。その成功体験は必ず後々の支えになります。

ビザは自分で調べながら簡単に取れますし、住む場所だって今ならネットを活用して自力で見つけられます。この「英語魂」のサイトからも情報を発信していきたいと思っていますが、オーストラリアワーホリについて、当時の僕はAPLaCから多くの情報を得ていました。

ちなみに先に挙げた生活や仕事、住む場所の一つ一つについては、代行ではなく本人が自走できるようなアドバイスや相談も行っています。「自分でやってみたい!」その勇気ある一歩を手助けする力になれたらと思っています。

 

語学留学について

色々ありますが、滞在するのにまずビザが必要です。オーストラリアでは、ビザの種類によって通学できる期間が決まっています。

(A)観光ビザ…3か月以下
(B)学生ビザ…上限なし
(C)ワーホリビザ…4か月以下

語学留学(現地の語学学校に通いながら語学を習得するスタイル)と聞くと、その響きから学生ビザを連想しやすいかもしれません。しかし、3か月以下の短期留学であれば、わざわざ費用のかかる学生ビザを取得する必要はありません。

(ワーホリだろうが観光ビザだろうが、本人が「語学の取得を目指す」のであればそれは語学留学と言えます。まあ単なる言葉ってことですが、聞こえは悪くないので周囲を説得するには便利かもしれません。)

ちなみに大学などへの進学を目指すのなら、3か月以上の就学になるので学生ビザ一択です。それに対し語学学校は1週間単位で通うことができますので、そうすると最初に悩むのが通学期間だと思います。

僕が現地で会ったフランス人女性で、「フィアンセと世界一周しながら、立ち寄ったシドニーの語学学校に3週間だけ通学した」という方もいました。春風のごとくクラスに仲間入りし、卒業後は颯爽とブラジルへと旅立っていきました。

かと思えば、僕が入学する半年前から通学しているという先輩日本人女性は、3か月後に僕が卒業したとき、「もう3か月通ってケンブリッジ(資格試験)に受かるから!」と意気込んでいました。つまり、通学期間は通算で約1年。

イメージがつきやすいかと思って二つの例を上げましたが、語学学校とはそれくらいフレキシブルな場所なんですね。

学生ビザを取って腰を据えて1年間勉強しよう、という気合はすごくいいと思います。学校や仕事の関係で短期間というのも頷けます。自分のスタイルに合わせて行ってみてください。どんなに短期だとしても、そこから必ず学ぶ部分はありますよ。

「うーん、それでもやっぱり通学期間が決められない!」そんなお気持ちもよく分かります。経験者としてその迷いを理解した上であえて申し上げると、まずはえいやっと飛び込んでみることだと思います。とりあえず数週間でも数ヶ月でも通ってみる。

ワーホリだと問題なくそれができますし、ワーホリ年限を過ぎていても観光ビザで入学可能です。まず通ってみて、延長したい場合は学生ビザへ切り替えればいいです。今はネットで事前に情報がバンバン入ってきて便利ですけど、実際のところはやっぱり行ってみないと分からないですからね。

パンフに書いてあるような内容をここで列挙しても仕方がないので、僕が通っていた当時を思い出して書こうと思います。


【初期】

まず最初にクラス分けテストがありました。簡単なライティング・スピーキングテストの結果、僕はIntermediate(中級)に。

All Englishの授業が予想以上に刺激的。決して満足には聞き取れず大変でしたが、「こりゃあいいぞ」という感動が上回りました。クラスメイトは多国籍で、ブラジル人やチェコ人、韓国人など。そして日本人もたくさんいました。時期的に日本人が多かったですが、学校では常に英語なので特に気になることもなく。

【中期】

毎週のように誰かが卒業して、また別の誰かが入学してきます。出会いと別れの連続でしたが、率直に言って久々の学生生活は楽しかったです。

休憩時間には別の教室に遊びに行ったり、放課後残って勉強することもあれば、暇そうな友人を見つけては「今日バイト休み?俺も!」とか言ってショッピングモールに繰り出したり。仲の良いグループで週末にブルーマウンテンに出かけたことや、学校行事の遠足などもいい思い出ですね。

肝心の英語ですが、もちろんマジメにやりました。授業料の元は必ず取ってやる!といった勢いで。(その後のことを思えば実際取れたと思ってます。)席がホワイトボードに対してコの字型に設置されていて、生徒同士でディスカッションしやすい参加型の授業でした。席は自由なので、毎回席を変えてクラスメイトと満遍なく交流。

月に一度クラス分けテストをするのですが、2度目のテストで上のクラスに上がることができました。

【後期】

クラスが変わってより多国籍な雰囲気となり、イタリア人やフランス人といったヨーロピアンとの交流が増えました。大学進学を見据え、ケンブリッジなどの取得を目指す仲間たちも多くいて、そこから絶えず刺激を受けていました。

担任講師はマイクというオーストラリア人。年の頃50代のベテランです。厳しいともっぱらの評判で、実際泣かされている生徒も多くいました。

「僕の授業では宿題は一切出さない。ただ、できれば英語の文章は毎日でも書きなさい。いくらでも見てあげるから。」

面倒見の良い熱心な指導で、僕はすごく好きでした。ラストのたった1ヶ月でしたが、ほぼ毎日マイクにライティングを見てもらい、その時期にグンと力が伸びた実感があります。


最初に決めた通学期間の3か月は、気付けばあっという間に終了。Farewell Party(送別会)で飲んで騒いで、See you soon!と翌週には別の地へ旅立ってました。

語学学校を卒業して3年が経ちますが、いまだに交流している友人が多くいます。身についた英語力も勿論ですが、そう言った横の繋がりが何よりの財産だと思います。

 

今後、上記以外のカテゴリに関しても随時追加していく予定です。何か質問があれば、どんなことでもお気軽にお問い合わせからどうぞ!喜んでお答えします。

 

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