medium_3816524907「一致」という言葉に惑わされないようにしましょう。

時制に関する特殊ルールはこれで最後になります。「時制の一致」は、実践で押さえると良いです。以下の空欄に適切な単語を入れてください。

I thought that Tom (    ) happy.
「トムは幸せだと思った。」

 
 

|前が過去なら後ろも過去に

I thought that Tom was happy.

日本語の「幸せだ」に注目すると「is」を入れたくなってしまいますが、「思った」のは過去ですので、「幸せ」なのも過去の状態と考え、「was」を入れるのが正解となります。

このように、主節の動詞が過去形の場合、従属節の動詞も過去形にします。これがいわゆる「時制の一致」です。

「thatの前が過去なら後ろも過去」で覚えてしまってもいいと思います。

 
 
 

|常に時制を揃えるわけではない

medium_629848162時制の「一致」という言葉から、「何でもかんでも時制は揃えるもの」と誤解されることがありますが、それは間違いです。

例えば、

I know that they got married.
「彼らが結婚したことを知っている。」

thatの前が現在形で後ろが過去形です。きちんと意味が成り立っていますので、わざわざ時制を揃える必要はありません。

(※ちなみに、このknowが過去形のknewになると、時制の一致によりgotは過去完了の「had got」に変化します。大過去の考え方ですね。)

あくまで「前が過去」なら「後ろも過去」です。

 
 
 

|時制の一致の例外

以前に扱った「不変の真理」は常に現在形で表すので、時制の一致の影響を受けません。また、「現在の性質や習慣を表す」場合も同様です。

以下、「例外の例外」の話です。もうお腹いっぱいの方は飛ばしてくださいね。

例外が多いだけに、ルールそのものに対して異を唱える声もあるようですが、私としては「thatの前が過去なら後ろも過去」というシンプルなルールで押さえておくことをおすすめします。その理由として、Did you say (that) you (     ) a Japanese?「あなたは日本人だと言いましたか?」この文の空欄に入るものを考えてみてください。thatの前はdidを用いた過去形ですが、「日本人」は現在も変わらない事柄なのが明らかなので、時制の一致の例外で「are」を入れる、と考えるのが文法的には正解です。が、実際にはdidにつられてwereを使うことが多いそうです。言わば「例外の例外」で、知れば知るほど混乱してしまいますので、とりあえずはシンプルに基本のルールを押さえた方が無難です。
 
 
 

|これで時制は完了!

次回はまとめ編で、いくつか問題も用意したいと思います。



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