IMG_2068 CAFE@Pacific Fair

Gold CoastのBroadbeachという場所の書店で出会った、一冊の本があります。

Bryce Courtenayの「The Power of One」。表紙を見て分かる通り、少年がボクシングを通して成長していく物語です。作品の舞台は南アフリカ。買った現地のオーストラリアで3ヶ月ほどかけてゆっくり読んで、今も自室の本棚の中にあります。

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内容も面白いのですが、タイトルの下に「Young Reader’s Edition」と書いてあるのがミソです。控えめに書かれたこの文字を見ると、いつでもこの本を買ったときのことを思い出します。

 

|お婆さんのやってる書店

Broadbeachの繁華街から少し離れたところに、こじんまりとした書店があることは知っていました。

その日、僕は付近のお店で仕事を求めてレジュメを配っていました。が、いい返事をもらうどころか、門前払いがほとんどで少々疲れていました。「わざわざバスに乗ってやってきたのに。」手ぶらで帰るのもなんだか勿体ない。そこで思いつきました。

そうだ、あの本屋に行ってみようか。

店内は外から見るよりは広く、しかし所狭しと本棚が並んでいました。高い天井に届かんばかりの本、本、そして本。緑や紫、カラフルな背表紙のそれらは、どうやらほとんどが古本のようです。メガネをかけたお婆さんが、本を読みながらカウンターに腰掛けて店番をしていました。

「自分は英語学習者なんだけど、何かオススメの本はありますか?」

尋ねると、2、3秒目をパチパチさせてから「Learning English?」と復唱されました。そこからまた数秒考えたあとで、閃いたように「それならばピッタリのがあるわ。」と言って出てきたのが、先ほどの「The Power of One」でした。

 

|本への愛着

Young Reader’s Edition。つまりは若年層向けで、ボキャブラリーがやさしめに調整されているとのこと。読んでみた感想としては、特にめっちゃ読みやすい!ということもありませんでしたが、巻末の注釈が丁寧で助かりました。

その時までマトモに洋書を読む機会なんてありませんでした。ただ、見知らぬ書店にフラリと足を運んで手に入れたその本は、何だか自分にとって縁のある一冊な気がしたんですね。勝手な思い込みですけど、思うのは勝手だろうと。笑

人種差別など話の内容は結構ダークで、自分で選んで買っただろうかって考えると答えはノーです。でも、結果として自分を洋書の世界へ誘ってくれた一冊となったわけで。

今だとAmazonなんかでポチッと買えてしまうし僕もよく利用しますが、やっぱり実店舗もすごくいいな、と思わせてくれた出会いでしたね。

最後にクリックで飛び立てる英語の読み物をいくつか紹介して今回は終わりとします。

 

|無料で読める英語の読み物

shortstories

英語版青空文庫的な。9つのカテゴリ分けで読みやすい。まずは1分、イソップのオオカミ少年とか。

The Egg

10分足らずで読めるショートショート。世にも奇妙な物語のような。日本語訳もあります。

FML

FMLはF*ck My Lifeの略で、「ついてない!最悪!」って意味です。自虐的で笑えます。

 

ネットだとサラッと読めるのがいいですよね。ということで、カジュアルなのを中心にまとめてみました。もっぱら自分用のメモでもありますが。じっくり読むには書籍ですね。



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