写真約3年ぶりという嬉しい再会もあり@8/8

久々に英語学習法をマジメに書きます。今回は受験向け。

実際は、学習法というよりは心得みたいな感じです。大半は集団授業なのでこうカウントするのは反則かもしれませんが、今まで500人以上の受験生を見てきて、「こういう生徒さんはこうなってったなー」ってのを元に書こうと思います。感覚的なものであって、データやグラフはないですが。

もう残り半分くらいになりますが、今は夏休みで「夏は受験の天王山」。勝敗を決するとはよく言ったものです。12月以降の直前の時期もさることながら、やはりここで大きく成長できるか否かは重要。

なぜか?2学期は学校行事などで時間を持っていかれることもありますし、もちろん授業や定期テストもあるでしょう。つまり、集中して受験勉強をする時期としては、今しかないと言えます。

ということで、ターニングポイントを迎えるこの夏、先日教室に来てくれた受験生たちに話した内容を文字に落としてみます。(ブログのネタに困っているというのは内緒です。)キーワードはタイトル通り、「量・質・意志」です。最後だけ漢字一文字に収まりきらんかった。笑

 

|量

まずは「量」です。これが一番大事かも分からんです。

飛躍的に成績が伸びていった生徒さんは、ほぼ例外なく量をこなしていました。(授業だけでほぼ理解するっていう天才肌もいますが、それは稀ですね。中学はそれでいけても、高校はムリでしょう。)

時間は目安にはなりますけど、大切なのは学習量ですよね。どれだけ問題をこなしたか。長文を読んだか。文法を理解してモノにしたか。

ちょっと余談ですけど、「ショーシャンクの空に」って映画が好きなんですよ。冤罪で捕まった主人公が不屈の精神で自分の運命を切り開いていくという。

不屈の精神。受験だって何だって、刑務所の壁にハンマーで穴掘ってるようなもんで、これ進んでるのか?下手したらどこにも通じてないんじゃないか?って思う瞬間があります。

言いたいことはみんないっしょだと思うんですけど、昔、「泥のつまったホースに水を流している」って例えをした先生がいました。結構印象に残ってて。「しばらくはホースの先から泥しか出ないけど、最後には必ずキレイな水が出てくる」と。

逆を言えば、やっぱり泥しか出ない時期はあるんですよね。そういう時期がいちばんつらいです。だけど、こと受験に関しては、ホースに水を流しているのは確実(どんだけ長いホースかは見極めなければならないけど)で、こなしてきた量は裏切らない。

だから信じて量をこなす。ただ黙々と。このステップなくして、質だの意志だのって話には入れません。

 

|質

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肩車する親子@長久手

ちなみにいつものことですが、自戒を込めて書いてます。大人になっても勉強なんですよね〜。受験が仕事に変わるだけで。今みたいに自営になると、仕事が人生に変わるだけで。それは決して悪いことでもないです。

話が逸れました。さて、「質」ですが、ここはもう思いっきり具体例を交えて書きます。

all the devotion of a true believer

という表現が、ある大学入試長文に出てきました。
解説を見ると、「a true believer」は元来何か宗教を心から信じている人のことであり、「all the devotion of A」は「Aが何かに身も心も捧げる」ことを意味する、と書いてあります。

でも、そんな風に覚える必要ある?と。trueは真実とか本当の。believerは信者。devotionが万一分からなくても、devoteは「捧げる」で、語尾が「tion」だから、その名詞形と考えればいい。文脈的には(ファンなので)献身よりは傾倒とか。

つまり「熱心な信者(ファン)による傾倒」くらいでいいわけで、イディオムにして覚えている暇があれば、派生語や前後の文脈にもっと目を光らせるべきですよね。

いや、印象としては残りやすいんでa true believerの語源云々もいいのですが、ぶっちゃけそんな出題されない。つまりは「ムダを削ぎ落とす」(本当の意味でムダではないんですけど、何せ刻限があるので)ことと、「応用を効かす」ってことだと思います。

で、応用を効かすためには楽をしちゃダメで、本質部分を押さえなければいけないです。掘り下げると長くなるのでここらへんにしておきますが。

でも、正直ここらへんのバランスは難しいです。「ムダを削ぎ落とす≒効率主義」なんで、過度になると勉強が作業みたいになってつまんなくなり、後述する「意志」に悪影響を及ぼす気もします。そうなるとまた厄介。興味を持つってのは大事であって、それはまた別問題なので後述します。

あと教材の話なんですが、最近の流行としては「長文問題集」ですね。それも解説がめちゃくちゃ詳しい奴。問題に対して、解説部分が5倍くらいの厚みのある奴です。おすすめはメジャーどころで河合塾の「やっておきたい英語長文」シリーズですかね。

コンセプトとしては、長文読みながら単語を覚えられて、さらにグラマーも押さえられるので「1粒で3度おいしい」という。まあ理に適っていると思います。

その心は、単語一つ取っても、単語帳よりも実践で出会ったときの方が記憶には残りやすいからです。しかし、語彙が少ない状態ではとても進まないので、ある程度の単語や文法は齧ってあることが前提ですが。

ちなみに、この類いの教材って僕らの頃はそれほどなかった気がします。それが今はレベル別で細かく分かれてて使いやすいったらない。入試長文は語数増の傾向にあり、速読が求められます。早い段階で長文に慣れておくことが肝ですね。

 

|意志

最後に「意志」です。これは根性論的な話も含みますけど、やっぱり実体験重視で語ります。

まず、いきなり極論を言えば、勉強に限らずスポーツとかでも、最上位の人たちは「意志」すら消失していると思います。ただやっている。楽しいからやっている。もしくは生活の一部になっている。英語で言うとobsessed(取り付かれた)です。

そういえば昔、イギリス人の友人が「I used to be obsessed with Dragon Ball.(昔、ドラゴンボールに取り付かれてた)」って言ってました。誰でもあるでしょうが、10歳以下とかの子どもの頃に熱中して何かをした、その時の感じです。やー、どうやったらそんな状態になれるんでしょうね?笑

思うに最初のステップは、さっきの質からするとやや逆説的になりますが、「興味を持つ」ことですね。一見、回り道っぽい部分を軽視しない。矛盾しているようだけど、本当にそうだと思うんですよ。

例えば、さっきの「a true believer」の例だったら、別に表現として暗記はしないんだけど、解説読んで「宗教的な由来か〜ふーん、おもしろ」って思えるかどうか。

学習塾に勤めてたからよく分かりますが、「これはテストに出るから覚えろ!これは受験には関係ないから無視!」みたいな授業ばかり受けていたら、確実にトータルでマイナスですよ。もちろんそんな授業してた先生はこっぴどく叱られてました。だってつまらんっすもん。単なる点取りゲームの中で、モチベーションなんて生まれない。

もし自分が今そういう価値観になってたとしたら、要注意です。大抵は焦りからだと思うんだけど、多分いい結果にはならないんじゃないかな。絶対とは言いませんが。「たまに余談もあるけど、この先生の授業は面白いな〜」って人いるじゃないですか。いいですよね。

そこもまたバランスなんだけど、どっちかに傾きすぎないように。でもやっぱ受験であり競争なんで、常に自分を鼓舞してシビアにいけるかどうか。ライバルは多い。いやー、色々書きましたけど、やっぱりまずは自分ですわ。笑 がんばりましょう、みなさん。


Posted in: 勉強法.
Last Modified: 8月 12, 2015

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